夏の訪問入浴って大変?
今日は訪問入浴のお仕事をしています!
と、ツイートしたり話したりすると
だいたい言われます。
そして実際、
「めっちゃ大変です。」 「夏、やばい。」
それでも、
私は訪問入浴の仕事に挑みます!
好きです、訪問入浴。
この記事では、
私が訪問入浴を好きな理由、
そして、夏だからはたらく理由について
お話していきたいと思います。
Contents
私が訪問入浴をやる理由
体を動かすのが好き
私は小中高と運動部に所属し、
大学では草野球に混ぜてもらったりと
物心ついたときから今まで運動が好きです。
しかし、社会人になったらというもの
運動する習慣と時間がなく
運動とは遠のいていました。
病棟を駆け巡るのが運動、みたいな。
今流行りのホットヨガなど
考えてみたのですが、
なにせ仕事の休みは固定ではなく
そもそも仕事でいっぱいいっぱい。
そこで目を付けたのが
体力が必要と言われる「訪問入浴」でした。
重たい荷物や多くのタオルを家まで運び、
利用者さんの
体位交換、寝位交換、シーツ交換、入浴介助…
を、5-8件分。
訪問の合間に
コンビニの駐車場で速やかに食事をとり、
今夏の水分摂取量は約1.5L/日。
汗が滴るどころか顔面を流れます。
実際にやってみて、
本当に体力が必要だと実感しました。
流石に毎日は堪える、
でも、たまにならやりたい…!
と、いった感じです。
時給が比較的良い
時給は1600円~2500円と
いった感じでしょうか。
例えば時給2000円で
8時間働いたとして16000円。
8時間で終わらないことが多いので、
20000円弱なイメージがあります。
1件に対していくら、
という給与形態もあるみたいですが
こちらは移動時間が含められず
拘束時間が長かったり、
入浴キャンセルにより
日給が少なくなってしまうため
私は利用したことはありません。
スケジュールが組みやすい
訪問入浴は単発で勤務可能。
地域差はあると思いますが、
私の地域では
多くの訪問入浴ステーションがあり
どこも人手不足のため
1か月前だと希望日を申請できたりします。
直近でも募集日が複数あるかなと思います。
私の場合、
先に他の仕事や予定を入れて間の空いた日に
訪問入浴のお仕事を入れているので
スケジュールを組むのに空き日を埋められるため
非常に助かっています。
利用者さんや家族の反応が嬉しい
やっぱりお風呂に入るのって
大事なことだと思います。
お風呂に入りたいけれど
なんらかの理由でお風呂に入れない。
それは、
利用者さんの体の状態だったり、
お家の人のマンパワー不足だったり、
自宅の入浴場所の問題だったり、
安全に配慮したものだったり、
入浴後の処置のためだったり…
様々な理由がある中で
訪問入浴という保険サービスを受けることで
届かなかった上記の一歩が補えて
お風呂に入ることができるようになります。
「毎週この時間が楽しみで。」
「やっぱりお風呂はいいね」
「最高だよ、ありがとう。」
そんな言葉を聞けることがなによりです。
環境・メンバーが良い
これは「訪問入浴」というよりは
私が働くステーションの話になりますが、
環境やメンバーに恵まれています!
私が普段好んで働いている
訪問入浴ステーションですが
なんと自宅から徒歩3分。
まず通勤時間は短いと楽です!
あとはメンバー、
訪問入浴はだいたい
・オペレーター(運転手)
・ヘルパーさん
・看護師
の3人でハイエースに乗って回るのですが。
ここのステーションの人が
みんな個性豊かで面白くて好きです。
特に管理者の気さくなお兄さん、
ヘルパーのフィリピンのお姉さん。
フィリピンのお姉さんには
仕事の移動や休憩中に英語を教わったり
海外の文化について教わっています。
私にとってヨガも英会話も兼ねる訪問入浴です。
実は仕事終わりに、
訪問入浴のメンバーと
ごはんに来ています✨普段の仕事中にはできない、
ぶっちゃけトークは楽しい!!!!仕事以外の一面を知ることで
さらに仕事が楽しくなる!!!!写真はキャベツ焼きですおすすめ。 pic.twitter.com/lz5syaEfE0
— かわしま ねい子@ツアーナース (@nnkknurse21) August 21, 2019
これはそのメンバーで仕事終わりに
ごはんへ行った時のツイートです。
職場の環境や人間関係って大事◎
訪問入浴の看護師不足の事情
これまでに、
・体を動かすのが好き
・時給が良い
・スケジュールが組みやすい
・やりがいがある
・環境が良い
とお話をしてきましたが
私があえて「夏の訪問入浴の仕事」をやる理由。
それは、
訪問入浴の看護師不足の現状を知ったからです。
訪問入浴は派遣看護師に多い仕事
多くの訪問入浴ステーションでは、
常勤看護師が毎日入浴に行くのではなく
非常勤や日々変わる派遣看護師が
同行することがほとんです。
看護師がいない日は…?
「看護師がいない(集まらない)日
ってどうするんですか?」
と、ふと疑問に思って聞いてみたところ
業務は行えないからその日の利用者さんには
申し訳ないけど全員キャンセルになる。
とのことでした。
ルール上、法律上、
当たり前といえば当たり前なのですが
あんなに楽しみにしてくれているのに
キャンセルになるなんて。
そう思うと急に寂しく、空しくなりました。
実際に看護師が集まらないことは
稀ではなくよくあることなのだそうです。
キャンセルが続くからと言って
ステーションを変えてしまう、
訪問入浴自体を辞めてしまう利用者さんがいると、
振替の調整も大変なことを実際に見ました。
そして、
「少しでも力になりたい」
そう強く思うようになりました。
家でごろごろしているくらいだったら…
夏場の訪問入浴の実際
ただでさえハードな訪問入浴、
だから夏、特に7月と8月、
尾をひいて9月と看護師は敬遠しがちで、
つまり看護師不足となるのです。
実際に私は、
7月に3日間、
8月に4日間、
9月に2日間だけですが
スケジュールを調整して勤務してきました。
利用者さんだけではなくスタッフからも
「大変なのに来てくれてありがとうね。助かるよ。」
と言葉をもらいながら。
「私で良ければこれるだけ来ます!!」と
倒れないように頑張り続けるつもりです。
あとがき
以上、私の訪問入浴を好きな理由、
そして、夏にはたらく理由についてでした。
現在も継続して月に3~5回ほど
訪問入浴のお仕事をしています。
水曜日の利用者さんが好きな話とか
追々ブログ記事にしてみたいです…
この記事を読んでくださった方が
訪問入浴に少しでも
興味を持っていただければ幸いです。